1 2007年 06月 19日
![]() 皮膚面に住む細菌は、好弱酸性菌でたんぱく質、糖類、鉄分、脂質、脂肪酸の油脂などを分解してニオイが発生します。細菌は強酸性状態では繁殖しにくいのですが、逆にアルカリ性下でも棲みにくいのです。重曹成分の入った湯村温泉のお湯は弱アルカリ泉で住みにくい環境を作るのと同時に、「酸ーアルカリ中和反応」で、消臭されるのです。 また赤ちゃんのおしめなどにつく、アンモニアなどの「アルカリ性臭」や他の中性に近いニオイ成分にも重曹は消臭効果があります。重曹は水に溶けると、ナトリウムイオン(+)と重炭酸イオン(-)に帯電する傾向があり、これらのイオンがニオイ成分の極性をイオン交換反応で中和するのです。 ![]() 温泉に入ってリフレッシュ! 浴衣姿ですれちがう、風呂上りの石鹸のかおり なんともいい香ですね。 温泉力/湯村温泉のお湯に入ると重曹成分で体臭の原因の酸は中和され、細菌繁殖の油脂分が流されます。 ▲
by yuasanoya
| 2007-06-19 16:11
| 温泉力
2007年 06月 08日
![]() 荒湯からこぼれた98度の温泉は春来川の川水と混ざり適温に、洗濯石鹸をつけてコンクリートが洗濯板代わり,井戸端会議をしながら洗うのです。 湯村温泉のお湯で衣類を洗うと、ふんわり仕上がり、白く、臭いも取れてしまいます。特に赤ちゃんのおむつや臭いが気になる衣類、袖口や襟、首回りなどの汚れやすいところやしまっておいた衣類は袋に入れて、温泉の排水溝に2時間ほどつけておくと汚れやにおいがとれやすくなります。それはすべて温泉の成分の重曹の効果だったのです。 ![]() 湯村温泉では「電気洗濯機」だけ、普及率が低かったといわれています。そのころ全戸配湯はなく、温泉の方が、洗濯物は白く、ふんわりあがり電気代も水道代もかからなかったわけですから・・・。 昭和46年湯財産区は町内に配湯を行い、温泉の天分は荒湯から家庭に移されました。各家庭では蛇口をひねれば温泉が出るため,荒湯での洗濯風景は徐々に消えていきました。今では洗濯機横の蛇口から温泉が出て、消毒、消臭ができ、洗濯物を白く、ふんわりとさせています。塩素系漂白剤も柔軟材とも使用しなくて良いので河川への負荷は最小限になり、環境に優しいのです。 温泉力/重曹泉で洗濯物は白く、ふんわり仕上がるエコな温泉。 ▲
by yuasanoya
| 2007-06-08 13:23
| 温泉力
2007年 06月 01日
![]() それが「乾燥場(かんそうば)」である。 ![]() そのころは今のようにクリーニング屋さんがなかったので、女中さん(今で言う客室係)はお客様の浴衣も洗っていた。洗い終わると乾燥場の物干し竿にさして干した。濡れていた浴衣は2~3時間もすればすぐに乾いた。乾燥場は調理場用の干し椎茸やカレイの干物などをつくるなど他の利用方法でも重宝された。 ![]() 温泉力/湯村は昔からECO(エコ)な温泉地でした。湯村温泉の地熱だから出来ること。 ▲
by yuasanoya
| 2007-06-01 22:26
| 温泉力
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